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以前から気になっていた上野氏。遙洋子氏の「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」を読んだがさほどの感動は得られず、結局上野氏が教授している女性学とは男性をやっつけるためのものなのか?ってな感じのままいたが、上野氏に対する興味は相変わらずあったところ、ちょうど森ビルアカデミーヒルズでの講演会があると知り早速応募。 男性聴衆が自分一人だったらどうしようかなどと思っていたが、想像以上に男性がいた。ざっと数えて総聴衆450人で、内男性は45名だから10%。多いような少ないような。。。。 早速主役の登場。性別を感じさせない方かと思いきや、遠目だけれどもおきれいなお方で、プロフィールによると1948年生まれの62才。チャーミングな声で、私の個人的な趣味である大阪弁アクセントのせいか、より魅力的に聞こえる。 彼女が「おひとりさま」という言葉をつくられた方とも知らず初めて聞く話ばかり。プレゼンスライドは配付されなかったので、以下にノートの記載に沿ってダラダラと記す。 女のおひとりさまの抱える問題: 貧困 男のおひとりさまの抱える問題: 孤独 団塊世代の結婚率: 95% 団塊世代のDINKSは: 非常に少ない 団塊世代に子供は: 多い 現在40代の男性: 1/5が非婚 現在30代の男性: 1/3が非婚 現在のおひとりさま女性は大都市圏が中心。経済的自立が可能であるから。 現在30代の女性: 2/3が独身で、大都市在住 女性就職者の2/3は非正規雇用 年収が400万円を越えると離家率が大きく跳ね上がる。 地方都市におけるおひとりさま正規雇用の機会は非常に少ない。 おひとりさまの娘に対して、親は親の思惑(介護要員育成)があり、娘は娘の打算(パラサイト・経済的援助)がある。 おひとりさま自身が老齢になってきている。 男性おひとりさまと老両親の関係について。 おひとりさまの老後について。 おひとりさまの老後に必要なもの: お金・住まい・自分の時間 在宅おひとりさま援助に必要なこと: 24時間態勢の巡回看護・訪問看護・訪問医療 年金&介護保険は世界に誇れるシステム。これが「社会連帯」を実現させる。 上野氏がこの講演会の最後で訴えた「社会的制約からではなく自分の意志で行動出来る社会の実現を目指す」事が彼女のライフワークではないか。女性学というツールをもって、その目的を達成したいと考えているのだろうと思う。これは、女性学を直接的ツールとしない私も究極の目的は同じである。 それにしても、言葉の端々に男性に対しての非難とか皮肉的なコメントについては受け狙いなのかそれとも、被差別者である女性としての抵抗なのか、それとも上野氏が個人的に男性を嫌っているのか判らない。講演会後の質疑応答で上野氏信奉者っぽい男性がなにやら質問(それとも自説発表)してるのを聞いていると上野氏が質問者に攻撃的反応を示して何か言い出すんじゃないかと冷や冷やした。まあ無事特に何事も無く時間修了となる。 講演終了後安保闘争時に亡くなった樺美智子さんを考える会についてのお知らせがあったが、上野氏も安保闘争に積極的に関係のあったのだろうか。以前寿町の簡易宿泊施設滞在者サポートをおこなっている団体に顔をだしたことがあるが、その時の支援グループも安保闘争について触れていた。当時安保闘争に拘わった人達が、現在では社会的弱者へのサポートという立場での活動を続けているのだろうか。ただ、当時の自分には何か逆に排他的な感をじるというか、自分の居場所を感じる事が出来ずそのまま顔を出すことは無かった。 |
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